ChatGPTで経営支援 強い組織の築き方

「質問です。ChatGPTを一度もまだ触ったことがない人?」

講演や研修で質問すると、1割くらいの人しか使ってなかったりします。まずは、無料版でいいので、サインアップして使ってみてくださいね。

https://chat.openai.com

はい、クリックするだけです(笑)

本当は、有料版(毎月20ドル、3000円くらい)がいいですが、無料版でも十分できます。

有料版は、使える機能が豊富なのと、日本語の精度では、無料版とは格段に異なります。

小学生と大学生の差ぐらいあると言って良いと思います。

新機能がどんどん出ているので、目が離せません。

ワトソンをはじめ、A Iブームはこれまで色々ありましたが、これほど日本語の精度が上がったA Iはなかなかないのではないでしょうか。

ChatGPTは、生成A Iと呼ばれています。

生成A Iの意味は、お分かりになるでしょうか。

学習済みのデータを活用して、オリジナルデータを作成するシステムということです。

4種類のものを生成できます。

テキスト、画像、音声、動画です。

私は、3冊目のビジネス書がChatGPTの本なので、ほぼ毎日使ってますが、相当便利ですし、仕事でも活用できています。効率的な部分で言えば、かなり効率化がはかれていると思います。

ただ、ChatGPTも注意点がいくつかあります。

・情報には、バイアス、つまり、偏りがある

例えば、私の名前が松本潤だったとします。ChatGPTで「松本潤とはどのような人物ですか?」と入力すれば、無名な私の情報は出てこず、嵐の松潤が出てくる訳です。ChatGPTも日々学習しているので、私の情報も出てくるようになるかもしれませんが、そのように情報の量にも偏りがあるということです。また、間違った情報を覚えさせていく危険性もあり、その点でも情報に偏りが出る可能性があります。

・プロンプト(質問文)が重要

質問次第で、出てくる答えも違うため、どういう的確な質問をするかが重要。つまり、質問の質がとても大事ということです。

・業務知識がない点には使えない

また正しさという部分では、100%ではないため、本当にその情報が正しいかは、知識がないと判断できないからです。回答を批判的に確認しながら、適宜修正していくことが求められます。

いずれ、あなたが携わっている仕事にもChatGPTは入ってくると思います。

すでに導入を検討されている企業も結構出てきました。

・社内データの抽出

・文章の要約

・報告書など資料の作成

・アイデア出し(壁打ち)

・セルフコーチ

・イラスト作成

・音楽作成

・プログラミングのコード生成

・会議の文字起こし

・データの分析や評価 などでも十分使えると思います。

ただ、ChatGPTにできないものがあります。

それは、問題の発見と設定です。

私は、SV研究会で問題解決力を約10年ほど教えてきましたが、間違いはなかったと思っています。

人間に求められるもの、それは、問題を発見し、設定する力だと思います。

業務知識は、テクノロジーが補うようになるので、全て覚える必要はなくなりますが、答えを見つけ出す方法や問題の発見は、人間でないとまだまだできないのだと思います。

テクノロジーの進化で働き方も変わるといいなと思っています。